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「そっかー、家出したのかーお前も大変だな」
“引き留められた”アタシは、家出の事を話した。
だって、そんな悪そうな人じゃなさそうだし。
金欠で路頭に迷っていたであろうアタシを救ってくれた人だ、悪い人な訳ない。
……はず。
優しい男の子は、困り笑顔でアタシの頭をポンポンッと、優しく叩いた。
そんな彼に、不覚にもドキッと胸がはねる。
──いや、イケメンだから許せるのだ。
もし、この人が不細工だったら、肘テツして、顔を思いっ切り殴って、警察に突き出してたことだろう。
と、自分を落ち着かせる。
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「そっかー、家出したのかーお前も大変だな」
“引き留められた”アタシは、家出の事を話した。
だって、そんな悪そうな人じゃなさそうだし。
金欠で路頭に迷っていたであろうアタシを救ってくれた人だ、悪い人な訳ない。
……はず。
優しい男の子は、困り笑顔でアタシの頭をポンポンッと、優しく叩いた。
そんな彼に、不覚にもドキッと胸がはねる。
──いや、イケメンだから許せるのだ。
もし、この人が不細工だったら、肘テツして、顔を思いっ切り殴って、警察に突き出してたことだろう。
と、自分を落ち着かせる。


