「これから暫く、大変になると思います。嘘だとはいえ、嫺君に仕事は入りにくくなるでしょう……」
「はい……」
「大きな壁ですが、乗り越えましょう!大丈夫です!」
ずっとwishを側で支えてきたマネージャーだからこその言葉。
「大丈夫」誰でも言える言葉でも、言う人によって変わるんだな……。
だって、礼智の顔から少しだけ力が抜けた気がするもん。
マネージャーって、っていうか、多田さんすごいな……。
「大丈夫だって! 俺らwishだぜ? もっと大変な事やってきだろ?」
嶺が礼智の背中を思いっきり叩く。
「イテッ」と声をあげた。
「まー、なんとかなる。なんとかさせるのが僕らだしね」
奏ちゃんが礼智の髪をぐしゃぐしゃに撫で回す。
これから、仕事なのに……。
ヘアメイクさん大変そう。
でも、二人にめちゃくちゃされる礼智の顔は安心したように微笑んでいて、アタシも少し安心した。


