家出少女の拾われ先はテレビの中の人達でした。


すると、奏ちゃんがゆっくり口を開いた。


「大丈夫だよ、篠原さんは大丈夫」


穏やかな口調。

優しい目(やや、プレッシャーを感じる)。

そこまで、信用されてたなんて……

あ、信用されてたから入れてくれたんだっけ。

wishのみんなに感謝だな。


「華幡さんがそういうなら……とりあえず社長に言っときます」


「じゃ、行きますか」


多田さんが立ち上がり、奏ちゃんも立ち上がった。

アタシも慌てて立ち上がる。


「では、車に移動してください」


多田さんの指示に従い、奏ちゃんのあとについていった。