すると、奏ちゃんがゆっくり口を開いた。 「大丈夫だよ、篠原さんは大丈夫」 穏やかな口調。 優しい目(やや、プレッシャーを感じる)。 そこまで、信用されてたなんて…… あ、信用されてたから入れてくれたんだっけ。 wishのみんなに感謝だな。 「華幡さんがそういうなら……とりあえず社長に言っときます」 「じゃ、行きますか」 多田さんが立ち上がり、奏ちゃんも立ち上がった。 アタシも慌てて立ち上がる。 「では、車に移動してください」 多田さんの指示に従い、奏ちゃんのあとについていった。