家出少女の拾われ先はテレビの中の人達でした。


「ほらぁ、篠原もいいって言ってんじゃん」


「俺らの意見は?」


ですよね~~~~!

嫺君たちに迷惑だよね……


「……っあ、すいません、迷惑ですよね?あ、あの、アタシ家で待ってます!」


これ以上、迷惑かけられないもん。

大人しく、家……じゃなくて、wishのお城で待ってます。はい。


「……別に、迷惑なんて一言も言ってないし」


「んへ?」


嫺君、今なんて……?


「変な声。だから、迷惑なんて思ってないし、ただ単に、僕らの意見は?って聞いただけだよ?」


奏ちゃんが肩をすくめて笑いながら、代弁する。


「え、でも……」


「いいって、いいって」


奏ちゃんに温かい笑顔を向けられると、自然に首を縦に振っていた。

どこまで優しい人たちなんだろう……