「おわっ!」
「いって!」
「うー」
「あたた……」
だだっ広い寝室で、四人の男女が夜中に枕投げをしております。
全く、変な話だよね。
スタートしてからどれぐらいたったのか。
奏ちゃんは、部屋の隅にいって、膝を抱えて、体育座りをしている。
最初に脱落した人。
修学旅行みたいに、男子二人、女子一人で、ずーっと。
もう、楽しくってしょうがない。
時間を忘れて、枕を取り合い、投げ合っていた。
「はい、終わりー」
声のした方を見ると、腕を組んだ奏ちゃんが仁王立ちしていた。
……ただ、隅の方でだけど。
「嶺、嫺、明日仕事あんだろ?」
「う……はい」
「ん……」
と、嶺君と嫺君に言った後、アタシの方に向いた。
「篠原さんもこんな時間まで……明日学校あるんでしょ?」
「あ、はい」
「じゃ、寝ろ」
五月蝿くしていたからか、眠いからか、機嫌が悪そう。
口調が悪くなってる。
もしかしたら、お腹空いてても機嫌悪くなるタイプかも。
意外だわ……
奏ちゃんが、一呼吸おいて言葉と同時に電気を消し、奏ちゃんは布団に潜り込んだ。


