家出少女の拾われ先はテレビの中の人達でした。


「は?!」


嫺君は、驚きを隠せない様子で立ち上がる。


「ズズズ───……ゴホッゴホッ!」


奏ちゃんは、落ち着きを取り戻そうとしてお茶を飲んだが、落ち着けるはずがなく、むせた。

え?

アタシ?

アタシは…………


ピクッ──ピクッ──……


硬直?失神?気絶?

魂が身体から抜け出した?

よく分かんないけど、そんなかんじ。

手の力が抜けたのか、手に持っていたタオルが床に落ちた。

とにかく、今の状況が理解できていない。