とかなんとか (至極ムダな) 物思いにふけりつつ、お花畑散策気分でアハハウフフクルクルという意味不な擬音を堪能し。
ぷしゅー…と純白のお馬さん (多分、♂) がゆったり動きを止めた頃、サラサラと流れる赤茶の髪が視界に入った。
「りん、楽しかったか?」
「え。わざわざ迎えに来てくれたの?」
しかもそんな眩しい笑顔で颯爽と。いじらしいにも程があるよ。
「そりゃ、1秒でも早くお前に会いたいからな」
ニッと形のいい唇をつり上げ、唐突に胸キュン発言を飛ばしてくる。
おぉう、なんという破壊力。
思わずクラリと来てしまったあたしを嬉しそうに見つめながら、アッくん先輩が恭しくその綺麗な手を差し出してきた。
「──お手をどうぞ。お姫様」
うーん。ホント凄まじいな、この溢れんばかりの王子様感。
この人、実はどこぞのおぼっちゃまなんじゃなかろうか。
……って、んなこと言ったらあのメンゴお姉様までお嬢サマになっちゃうじゃん。ナイナイ。
などと何気に失礼なことを心に呟き、あたしは苦笑を浮かべつつそっとその手をとったのだった。

