「あなたたちが逆立ちしても出来ないような、最高のデートに付き合わせてあげるから。感謝しなさい」
はぁ? 何それ。
おい新カノ(怒りのあまり "さん" 付けを放棄)。
あたしはアナタをツンデレ属性だと思ってましたが、まさかのKYキャラですか。えぇ?
こんな負のオーラむんむんのWデートがあってあってたまるか、いや、たまらん。(反語)
1ミクロの迷いもなく却下である。
「ふーん…。まぁ結衣がそう言うなら、俺は別に異存ねぇけど」
って、コラ! そこは反対しろよ元彼!
どんだけ尻に敷かれてんすかこのボスヤン。
などと呆気にとられるあたしの横で、アッくん先輩は肩を震わせ静かに爆笑。
……ダメだこりゃ。
「そういうわけだから、ごちゃごちゃ言ってないでついて来なさい。拒否権ナシよ」
「……マジすか……」
こうして、波乱のWデートはスタートしたのであった。

