って、違う違う。 今はそんなことを考えてる場合じゃないのだ。 早く済ませないと、このピンクオーラむんむんの拷問がエンドレスになってしまう。 「……ふぅ」 小さく息をついて、ゴクリと唾を飲む。 まさか自分からキスする羽目になるとは…。 ドキドキのあまり発狂しそうですわ。ハハ。 「りん~? まだ?」 目を瞑ったまま、含み笑いでそんなことを言ってくる。 ホント、いい性格してんね。 姫を困らせるナイトがどこにいんだよ。