「な、ナイトって……んな大げさな」
まぁ確かに、吐きそうなところを助けてくれたり、漫画みたいにお姫様抱っこして逃げてくれたり、こうやってお茶をプレゼントしてくれたところはナイトっぽいかもしれないけどさ。
……って、それじゃ全部じゃん(笑)
「えー。じゃあご褒美ナシ?」
拗ねたように口を尖らせる。
うわぁ。なんかめっさ可愛い。
死ぬほどキュンキュンするんですけど。
「……そんなに欲しいの? ご褒美」
「当たり前じゃん」
わっほぃ。
そんなイイ笑顔で言わないでおくれよ。
思わず頷きそうになったじゃないか。

