階段を降り、玄関へ向かっていると、 「おっ!森岡!」 と大雅君が走ってきた。 「大雅君、これから部活?」 大雅君はサッカー部に所属している。 「そうだよ。森岡は?」 「私は今日は塾だから、休むの」 「そっか…塾ってどこの?」 「駅前にある塾だよ」 「そっか、俺も塾いこっかな」 「おいでよ!」 といつも通りの会話をしていると、 「あー!大雅君がナンパしてるぅ」