接客スタイルはキャバクラより密着。
キスやお触りは自分次第。

そう、いわゆるグレーゾーン。

お店の中ではキャバクラは女の子たちは守られているところが多い。お触りは基本禁止。

客席は暗く、セパレートがあった。
後にこのお店は摘発され、営業停止。

それまでの間私は結局働いた。

キスやお触りは自分次第。
そう、この言葉の裏返しはうまくこのグレーゾーンを利用できるのだ。

お店はこじんまり。
キャストと呼ばれる女の子たちもそう多くなかった。

容姿端麗の子たちもいたが、
なんせ暗めな店内にお触りあり。

私は新人にしてトップ3を常にキープした。

毎日のように夜出勤し、早朝帰り。
アルコールにタバコ。
濃いめに付けた香水の香り。

控えめだった化粧は
コンプレックスを隠すように濃くなり、
洋服は露出が増えた。

新しい自分が生まれたようだった。

環境は少しずつ変わる。

街中でも声をかけられることが格段に増えた。

でも近づいてくる人は体目当て。

元々厳しい家庭に育ち真面目だった私は少しずつ元の自分とのギャップに悩み、心が病み始めていた。