そんな、私の日常が崩されるのは、
入学式が終わってから2週間後のことだった。


いつも通り、朝早くここにきて、
読書をしていたとき

ガラガラ
戸が開いた
2週間誰も来なかったから
少しびっくりしたが
もっと、びっくりしたのわ、

「見つけた、」

そういって、目の前に来た男に抱きしめられているからである。

えっ!?
なに!?
意味がわからなんですが?

「はなしていただけませんか?」

「お前。どこにいた?」

「はぁ?ずっとここにいました。」

「だからか、見つからなかったのか」

「あなた誰ですか?取り敢えず離れてください。」

「あぁ。わりぃな。蓮。」

「蓮?」

「俺の名前、お前に興味あって、探してた。」

はぁい?
なんか?この人ぶっ飛んでる?

「あの、私は、あなたに興味ないです、
だから、出ていってください、本読みたいんで。」

そう言うと、隣に座った蓮さん

はぁー、
まぁ。いいか。読書邪魔されなければ。


それから始まった、私と蓮の奇妙な関係が