汗かいてるし、汚いんだけどな
景は少し戸惑いながら、結斗に尋ねる
「結斗は何か種目出た?」
その言葉に彼は首を振ると、「出るのは棒倒しだからまだ先だよ」と景に笑いかけた
「そうなんだ!たしか咲夜もだよね」
「そうみたいだね。でも、景ちゃんには俺のこと応援してほしいな?」
まるで甘く、艶っぽく囁くようにそんなことを言われ、景は思わずドキリとする
結斗が女の子達を魅了しちゃうのって、こういうのが原因だと思うんだけどなぁ
景は体操着の端を握りしめながら、「そうだね、紅組だしね!」と頷いた
彼の瞳が、僅かに揺れる
「ねぇ、景ちゃん」
「ん?」
結斗に名前を呼ばれ、景は笑顔で首を傾げる
彼はニヤリと笑うと
「ちょっと良いコトしようよ」
「えっ?」
そう言って、景を抱きしめた



