なっ、なんだそれ!?


「確かにー」と彼らは納得するが、咲夜はなぜかライと結斗がバカにされたようで、そのままにしておきたくはなかった


「あいつらは顔で付き合うような奴じゃないって!結斗に至っては、まぁ女好きみたいに見えるかもしれないけど、本当は凄いよく考えてる奴だからさ。二人とも、本当に景のことが大好きだよ」


「でも恋愛感情はないだろさすがに」

「てことは俺にもチャンスあるー?」


まぁ、景ともライや結斗とも関わりがないのだから彼らにはピンとこないかもしれないが

咲夜はなんとも言えない表情になりながらため息をついた


「なんだよぉため息ついてー。じゃあお前はどうなんだよ。寮でずっと一緒にいて、景ちゃんのこと好きになったりしちゃったの?」

「はっ!?」


期待通りの咲夜の反応に周りはニヤニヤしながら、ズイッと咲夜に近づく


「お、れは.....」

俺は.....どうなんだ.....


そういえば.....


咲夜の頭の中がくるくると回りだす


「え、おーい咲夜?」

「なんだよその顔」


佐原と藤原が心配そうに覗いている


そしてハッと気がついた頃には、すでにリレーが終了していた



水穂先生の一人勝ちという結果だった