「えっ」
「おおっ」
「みっ、水穂先生?」
そう、そこにいたのは景たちのクラス担任、水穂先生だった
彼は生徒たちに艶のある低い声で「僭越ながら、頑張ってきます」と微笑んだ
茶色い緩くウェーブのかかった髪はハーフアップで括られ、風に揺れている
大人の魅力というものだろうか
「いうて大学出たばっかやろ」
女子生徒たちに限らず男子生徒の視線をも一気に奪い、水穂先生はトラックへと歩いていった
「水穂先生、どうやらアンカーみたいだね」
柊のその言葉と同時、景の横に誰かが腰かけ、景はパッと横を見た
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