わっっ!!


「ラ.....」

顔を上げて抵抗しようとする景の唇に、触れるか触れないか寸前のところまで彼の唇が近づけられる


少しでも動けば触れてしまいそうで、景は固まって目をつぶった


髪が頬にあたる

逞しい腕が、首と腰に回り


自分を捉えて離さない


身体が熱くなりそうだ.....



ライはそんな景を見てふっと笑うと、優しく

彼女の頬に優しく口付ける


そして、そのまま耳元で囁いた


「無事で.....よかった.....」



と。