「会長!?あ.....違いますね、元会長、ですね」
そう言って笑ってお辞儀する結斗
「そっか、そう言えばいっちーの兄だったな」
ライの呟きに景も「そうだね」と笑い
結斗のお辞儀につられたようにペコリと頭を下げる男子寮Bの生徒たちに、元生徒会長、市河兄も笑って頭を下げた
「なーーんだーーお前も来んのかよー」
「久々やねー、カイ」
「久々っす。俺は前々から帰省するって言ってたろ。うわ、やめろそのウザ絡み」
頭をワシャワシャと触ってくる姉の手をパシンと弾きながら元会長、市河快(カイ)は先程までシヅキがいた場所に腰掛ける
生徒会長としての彼とはまた違う私服姿の彼を、つい景はぼーっと見てしまった
「まさかうち(実家)で君たちに会うことになるとはね。伊吹くんに至っては引き継ぎで午前中も会ってるし。もうそろそろ帰る時間かもしれないけど、まぁそれまでゆっくりして」
「ありがとうございます」
結斗が微笑んで礼を言うと、友達を連れて戻ってきた市河が
「あーっ、兄ちゃんじゃん」
そう言って部屋に顔を出した



