あっ、なっ、なるほど?
(いやそれ私たちの常識として絶対言ってはいけない事なんじゃ)
生徒が寮母なんて面白いタネぜっっったいに俺の友達の前で撒くなよ面倒くせぇから!
あ、うん、はい。はい、分かりましたはい。
特殊能力でも何でもない超高速アイコンタクトで景と市河は瞬時に意思疎通を図る
「料理、研究部?日向くん、剣道部だったのに?」
案の定麻依に疑われはじめて、景はとりあえず「ははは」と笑った
「ちょっと廃部寸前で、私も日向も部長さんに誘われたっていうか」
「そ、そうそう。剣道はもういいかなーって」
「そうなんだ......」
そんなことを話していると景はふと誰かの視線に気づき、そちらを見た
「......?」



