ぶっきらぼうなライの言葉は景を叱るようだったが、それでも彼の腕はしっかりと景を支えていた
「毎回......助けられちゃうね」
自分を冷ややかな目で見るライに、景は申し訳なさそうにはにかむ
火野くんって、こんなに優しい人なんだ......?
あまり言葉は交わさないけれど、どこか入れない雰囲気を纏う2人を目の当たりにし、市河は何も言えずに立っていた
「でも、大丈夫だよ」
そう言って景がライの腕から出る
その時
一人の男子生徒がヤナオカに近づいてきて、その肩をぽんと叩いた
「ヤナ、やりすぎだ。行くぞ」
そう言い残してその場を去って行くその男子生徒を横目で見ながら、ヤナオカは小さく舌打ちをする
そして、次は無いとでも伝えるような目つきで三人を見た後に、先程の男子生徒に続いてその場を去って行った



