「で、ライ、景ちゃんはどこ?」


「......ここ?」



翌日の昼休み



ポカンとする男子寮Bの3人に、ライは溜息をつきながら自分の横を指差した


ライの隣には誰もいない


「え、どこじゃん」


真顔で言う咲夜にライは、はぁ......と肩を落とす


「消した」

「何で」

「消えたいんだと」

「景ちゃんが?」

「そう」

「なんで」

「周りみろお前ら」