生徒だけど寮母やります!⁑


「どうしたライ、そんなに結斗が気になるか。残念だけどあいつは」


ライは一反木綿咲夜を景がら引き剥がし、後ろに放り投げると、爽馬を見た


「今関係ない話かもしれねーけど、この寮のメンツが俺ら四人なのには、多分訳があるって、最近思うようになった」


爽馬はいきなりそんな事を言われて、「そう」くらいしか言わないかと思ったが......



「へぇ、鋭いね」


予想外の反応に、ライは目を見開いた


「は?どういうことだよ。お前もそう思うのか」


「............さぁ」


不自然に目を背ける爽馬


「爽馬?」


ライが少し動揺していると、後ろから人間に戻った咲夜がのし掛かり、ライの首を軽く締めた


「お前〜、俺を投げるなヨッ」


「ぐっ、離れろペラペラ野郎」


「うるさい、景が起きるんだけど」