「だからどうか、時にお友達として、これからも景をお願いね。あの子が1人で思いつめてたら、声をかけてあげて欲しい」


京子は言った

日差しがキラキラと輝いている


「大丈夫です。寮の奴らは皆うるさいんで。多分、景が蚊にさされただけでも騒ぐんじゃないですか」


ライがニヤリと笑いながら言うと、京子は明るく笑った


「それは過保護すぎね。あの子はあちこち動き回るから、よく蚊に刺されるわよ。大変大変」


京子は、それはヤバイ、とケラケラ笑っているが

あながち間違いじゃなくねーか、と思いながらライは苦笑いした


その時

ブブブブ......


ライのスマホに景からのメッセージが届いた