昼休み


咲夜と爽馬が昼食をサッと食べ終え、教室を出ようとした時だった


「あ、ちょっと待て、小高、布川」


2人に、ちょうど教室に入ってきたクラスメイト、市河(イチカワ)が声をかけてきた


「どうした市河」


「二人とも何か今から大事な用事でもあるか?」

「や......別に。ただ山本たちがグラウンドでサッカーやるっていってたから、じゃあ俺らも行ってみようぜってなってさ」


咲夜がそう言うと、市河は安心したようにため息をつく


「じゃあさ、今2人に話したいことがあるんだけど、聞いてもらえないかな?」


「今?まぁ、いいけど」

咲夜の言葉に爽馬も頷き、二人は市河の話を聞くことにした