生徒だけど寮母やります!⁑



「景!?」

「ラ......イ.....」


心の中に、安堵が広がる


自然とライに両手が伸び

景はそのまま何も考えず、ライにしがみついた


「ぅ......」


バタン......

扉が閉まる


「.......助けて」

「大丈夫、怖かったな」


ライはベッドに身を乗り出し、景の頭を抱え込むように撫でた


しばらくそのままだった

景が落ち着いたのを感じ、そっと離れるライ


景の目は赤くなっていた


「悪い。まだ部屋に明かりがついてたから気になって。叫び声が聞こえて入った」

「ありがとう......ごめん、私恥ずかしいね」