ふと、スマホを手に取り美翔と涙にメールを送る。

『同じクラスだといいな、またよろしく』

相変わらず無愛想だって思う。でもこれが俺って言うか....俺らしいんだよな。

〜♪

すぐにスマホが鳴った

開いてみると美翔からだ。

『こちらこそ!!ほんと、同じクラスだといいのになぁ(´・ω・`)そだ!!今日は3人で行こうね!!!!!』

きっと、このメールを打っている時

美翔は笑ってたんだろうな。

そんなこと思いながら俺は鞄を持って家を出た。

しばらくすると美翔が先に待っていた

「おっはよー!栗ー♪」

「はよー、美翔」

「制服似合ってるね(*´∀`*)」

ドキッとした。
美翔に褒められた....

嬉しい....のに

「そんなお世辞よせよ」

冷たくあしらってしまう。

「えー!?お世辞なんかじゃないよぉ(・ω・`*)」

そう言って落ち込む美翔はすっげー可愛い。

そう、俺は美翔が好き

いつからかな、けっこう最近だと思う

好きって気付くのには時間がかかった

いっつも涙と美翔と一緒にいて

守ってやりたいって思ったのは美翔だった

そんなこと考えてるうちに涙ん家に着いた。

呼び鈴を押したら数秒して元気よく出てきた



ドキッ


なんだこれ、元気よく出てきた涙はパッと見子供っぽく見える



でも、顔つきが....前よりずっと大人っぽい



不覚にも胸を鳴らしてしまった。

「おはよ、涙!!!!!」

「おはよ、美翔、栗」


「はよ」



俺は一言だけ呟いた