春の日差し

なるほど。



そう考えれば、辻褄があう。




「さあ、次はお前の番だ。なぜあそこにいた」



いたかったから。




そう答えようかと思ったけれど、先生の刺すような視線に怖気付き、正直に答えることにした。




「私、流れで告白して振られたの」




ざっくり簡単にまとめるとなると、こうなるだろう。




「で、おまえはそれを誤魔化したんだな?自分自身で、自分自身の告白を」



八桐先生は、コーヒーをぐびりと飲んだ。



「えっ…なんでわかるの!?」




私は、驚きすぎて、思わず椅子から立ち上がってしまった。




「なんとなくわかるよ。なんとなくだけどな。なんか、そんな顔してる」




八桐先生は、一気にコーヒーを飲んでしまった。




先生のカップには、コーヒーが一滴も入っていない。




「おまえ、そのままでいいと思ってるのか?」




「思ってるわけ!!」




椅子にストン、と腰をおろす。




「…ないでしょ」