春の日差し

からだが急速にこわばっていくのを感じた。




喉がカラカラに乾く。





カツ、カツ、と、音は一歩ずつこちらに進んでくる。





隠れよう、とも思ったけれど、隠れる場所などなかった。





ハルヒが前に壊した屋上の扉は、すっかりなおっているようで、私が蹴飛ばした所で開くはずはなかった。





(やだ…っ、どうしよう……!)





階段の陰に身を潜め、それでもかくれているとは言えないけれど、ヒトが通り過ぎるのを待った。