春の日差し

「じゃ、じゃあね。授業受けてくるよ。ハルヒもあんまりサボらないようにね」




私は教室を後にした。





すっかり忘れていた。




二人だけの教室だったから、すっかり放課後気分だったけれど、今は授業中なのだ。




(先生に気づかれなくってよかった…)




私の足は、理科室へ向かうはずだった。





…あれ?






気づけば、屋上へと来ていた。




普段、ここは鍵がかかっているため、めったに人は来ない。




屋上の近くには、移動教室に頻繁に使われるような場所もないし、安全というわけだ。





「うわっ…本当にヒト来てないのか」