春の日差し

「緊張とか、してないし」


私は顔の前で、手をブンブンとふる。



「あ、そ。それならいいんだけどよ。・・・・・・・お前、何してんの?授業始まるぞ」



いや、それを聞きたいのはこっちだっつーの。



「筆箱、忘れたの。・・・ハルヒは?」



私は机の上にある筆箱を指差した後、ハルヒにむきなおる。



「んー。サボリ」



意外な言葉に、私は思わずふきだしてしまった。



「え?サボりとか・・・お母さん、泣くよ?」



ハルヒの顔が、急に曇る。



私、まずいこといっちゃったかな。



「アノヒトが、ねー・・・心配なんてするわけないだろ」



ハルヒは、急に力なく笑うと、私の顎に手をかける。



「ちょ、何すんの。ハルヒ。やめてよ・・・」


ハルヒの手を力ずくでどかし、私はハルヒを睨んだ。




「お前が悪いんだろ」



そういいながら、ハルヒは私に顔を近づけてくる。




「はっ・・・ちょっとまっ・・・・・・・・・・・!!」