ごめん、って言って葵から離れた。 本当に最低だな… 立ち上がって頭を冷しに行こうとした瞬間、背中に温かい感覚がした。 「行っちゃやだ…っ」 温かい感覚… そう、それは葵だった。 「行かないで…っ、側にいてよぉ…」 葵がギュッと強く俺に抱きつく。 あんな最低なことしたのに… 「朔斗だったら何されても大丈夫だよ、だから…離れないで…」