もちろん頭の中は更に真っ白。 起き上がろうとしたら、朔斗が上にいて、起き上がることさえ許されなかった。 「さ、朔…っ、退いて…?」 そう言うと、 「退くわけねぇーじゃん。」 と、キスをしてきた。 「…んっ…ゃ…やだぁ…」 いつもは甘く愛しく感じる朔斗に恐怖を感じた。 やだ… 何か怖いよ… 「…朔…っ…止めてよぉ…っ」 気が付いたら頬には涙が伝っていた。