「…愛歌、sayaka好きなんだよな?」 吉川君が私の目をしっかり見て、そう言った。 「え?…うん、好き。」 「この曲は?…好き?」 この曲。 お兄ちゃんの作ったこの曲。 お母さんが歌ったこの曲を。 …嫌いなわけない。