「愛歌…大丈夫?」 隣から咲ちゃんの心配そうな声が聞こえた。 それに頭を振って答える。 「先生、今年の曲は何なんですかー?」 クラスの誰かが、そう聞いた。 「そうね、先にそれを発表します! というより、聴いてもらおうかしら?」 そう言って、先生が何かのCDをセットした。