奇跡の歌姫【上】





そう言ったら、何故か顔を背けられた。



「どうしてそっち向いちゃうの?…せっかく、」



せっかく、何だろう。


何を言いたかったんだろう…。



「…よし、別の話な!」



そう言っていつも通り、他愛もない話をした。



部屋に戻ると、もうリリアちゃんは帰ってきていた。


「あ、愛歌ちゃん帰ってきた!エリー達が今荷物取りに行ってるの。すぐに大浴場に直行ね!」