「いいなー、私も手、あげれば良かった!」 そんなリリアちゃんの言葉に笑いながらも、心の中ではこの痛みが何なのかそればかり考えていた。 「そろそろ集合場所戻ろっか!」 12:30、集合したら全員でお昼を食べる予定になっていた。 お腹はとっくに空いている。 「おっ、全員揃ったな。 これから近くのレストランで食事した後、パイナップル園に行ってそこでも自由行動。お土産は買ってもいいけど程々にな、郵送するなら話は別だが。」 バスで注意を受けて、待ちに待った昼食だ。