「愛歌、ごめんな?」


「え?」


「さっきの王様ゲームで、さ。」



あぁ、あのことか。



「大丈夫、気にしないで。明日はバスケ組で楽しんで。」



あ、戻った。


いつもの輝に。


輝の手が私の頭に伸びてきて、私の髪の毛をかき混ぜた。


そして、おやすみ、と言って1人で帰って行った。