カードキーをもって、外に出た。 外は少しだけ肌寒かったけど、今はそれくらいの方が熱が冷めるだろう。 「あら、学生さん? …utaさん。どうかされました?」 こそっと出て行こうとしたのに、見つかっちゃった。 あ、私のファンって言って下さった方だ。 「…少し、外に出たくなって。先生には内緒にしてもらえませんか?」 「分かりました。修学旅行の醍醐味ですものね。 ただし、ちゃんと帰ってきたことを伝えて下さい、心配ですから。」 この言葉に答えて、それから外に出た。