「これ!…駄目か。はい、湊。 ねー、どうする?」 「揃った。別に、ゆっくりしてたらいいだろ。ん。」 目の前に出された数枚のカードから、1枚引く。 まぁジョーカーは私のところにあるし、何も考えなくても良いんだけど。 「やった、揃った。それより、罰ゲームって何にするの?」 私は何も持ってないですよーって顔で、輝の前に手札を出した。 輝の指が伸びた先は数字のカード。 心の中で落胆だ…。