「もしかして、utaさんですか?…昔、ご家族四人で良くいらっしゃった。」 隅に寄って、熱を冷ましていると、そう声をかけられた。 その言葉に驚いて声の方を向くと、ホテルの従業員さんと思われるおばさまが、涙を溜めながら立っていた。