奇跡の歌姫【上】




頭の中にある譜面と向き合って、鍵盤に指を置いた。


あれから、この曲も何回も弾いた。


曲に込められた想いも、ちゃんと噛み砕いて、飲み込んだ。


弾けないはず、ない。