「…昨日の相手さ、俺の兄ちゃんの学校だったんだよ。」 輝、お兄ちゃんいたんだ。 「兄ちゃん、結構バスケの世界で有名でさ、俺の夢は兄ちゃんに少しでも近付くことだった。 でも…昨日の試合で、自分を失って、俺下げられたんだよ。」 「あ、この前言ってた…あれ、お兄さんのことだったんだ。」 私が行き詰まっているときに、話してくれた話。 あれは、お兄さんについてだったんだ。