奇跡の歌姫【上】




「向き合わないといけないって、その夢を駄目だって言われてるとか?」



「うーん、違うけど、でもそんな感じ。
私の中で、その人が大きすぎて、立ちはだかっちゃうの。」




「俺はさ、どちらかといえば行動派だから、その人に見せつける。
俺にはさ、バスケで見返したい相手がいるんだけどさ、まずは同じ舞台に立たないと話なんて聞いてもらえないじゃん?
だから今頑張ってるわけよ、同じ舞台で戦うためにさ。
…何か俺の話になったな。ごめん、ちゃんと考える。」



そう言って、また、悩みだした。