「ダメダメだな、私。」 「何が?」 びっくりして顔を上げると、目の前には吉川君がいた。 「…どうしてここにいるの? 珍しいね、音楽室に来るなんて。」 「あー…皆が修学旅行の班分けとか決めたいから呼んで来いって。 HRだけじゃ時間足りないからさ。」