奇跡の歌姫【上】




「そんなに緊張してるのか?
なんかちょっと意外だな。」



少し笑いながら、吉川君がそう言った。



ついでに、右手も、握り締められた。



「2人とも、ありがとう。」



お返しに、私からも2人の手を握り返した。