「ここ、お兄ちゃんの部屋だよ。」 と、空虹ちゃんが言う。 っていうか何で… すると、雪羽ちゃんが言った。 「真白お姉ちゃんのこと、好きでしょ。」 まるで確信しているかのように。 本当に小学生か…なんて言っている場合じゃない。 「どうして?」 平然を装って言ったが、雪羽ちゃんには通用せず、 「目が好きって言ってる。いつも見てるから分かるよ。」 と、目を合わすのが怖く感じた。