「優斗は…や、優しい人だよ。」 真白ちゃんは、ただ一言そう言った。 すると尚が、 「優しいって、エピソードか何かないの?」 と、言った。 もちろん、皆ビックリだ。 けど、お兄さんはビックリしていない。 何か2人で目に見えない会話… 分かり合っている感じだ。 「俺も聞きたいな。優斗とのエピソード。」 お兄さんがそう言って、真白ちゃんは口を開いた。