Snow-White





「え…?」




真白は、俺と煌輝さんの顔を交互に見た。




少し不思議そうな表情をしている真白。




俺は、そんな真白をぎゅっと抱き締めた。




「ごめん…不安にさせてごめん…俺は、真白だけが好きだよ。誰よりも好き。俺を信じて…?」




だから…




「優斗さんのところに行こうとしないでよ…生きてほしい…隣にずっといてほしい…」




真剣な俺の耳に届いたのは…




「へ…?」




というぬけた声だった。