「真白!!」 そう言って叫んで出ていった煌輝さん。 俺も後を追うように走りだそうとした。 けど… 「なんだよ!!」 俺の手首を尚が掴んだ。 時間がねぇって言うのに!! 「覚悟はあるの?」 真剣な顔をして言う尚に、 「誰よりも真白が大事だ!!」 そう言った瞬間、尚の掴んでいた手が離れ、俺は駆け出した。 自分の夢よりも… 自分の命よりも… 真白の方が、10倍も、100倍も… もっともっと大切なんだよ!!