Snow-White





「そうか。」




きっとお兄ちゃんは気付いてる。




けど、だからこそ、ただ、そう言ってくれた。




「飯、食うか。」




そう言ってリビングに行って、いつも通りの時を過ごした。




窓から見える景色も、なんだか寂しそうに見えた。




暫くすると雨が降ってきて、そっとカーテンをしめた。




「…明日、晴れるといいな…」




空も…




心も…




全部、晴れたら…